正式名称は以下なのかな。
「青少年の健全な育成のためのインターネットの利用による青少年有害情報の閲覧の防止等に関する法律案」(自民党)
「子どもが安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律案」(民主党)
この法案は一体誰の為のものでしょうか。
『子供のため?』私はそうは思いません。
この法案は未成年者が有害情報にアクセスしてしまう事を予防するものではなく、
見せたくないと考える『親のため』に法律を使って国を挙げて協力する物だと思います。
この法案が規定しているのはネットと子供の関係などではなく、
親と子の関係ではないかと思うのです。
ネットが危険だと思うならあくまで『親の責任』として、子供にその様な携帯を
持つべきでは無い事を伝え、ネットカフェにも行かせなければ良いでしょう。
安全なサイトだけを見せたいのなら『親の責任』として子供に納得させた上で
ホワイトリスト形のフィルタリングソフトを導入すれば良いのです。
子供が問題に対処出来ないと考えているにも関わらず、
携帯やパソコンを使わせる親にこそ問題があります。
実はこの法案には一番大切な事が書かれていません。
「なぜ青少年は『有害情報』を見てはいけないのか」
私たちはまずそれについて子供に伝えなければなりません。
私は「見せるべきではない」と言う根拠はいくらでも挙げる事が出来ますが
「見てはいけない」との合理的な説明は不可能ではないかと考えます。
『倫理観』や『規範意識』と言うのは理屈ではないのです。
これらは子供にとっては、例えばある行為を『想像』した時に、
「親が必死に訴えている姿や、悲しんでいる顔が目に浮かぶ」
こんな感じの事でしか無いのではないでしょうか。
ネットは顔が見えないと言います。
でも本当に問題なのは、子供たちが相手の顔を想像出来ない事にあると考えます。
そして『顔』を想像する為には様々な顔を経験する必要があります。
果たして親は子供たちに『顔』を見せているでしょうか。
親は必死になって「悪口を言ってはいけない!」「エロい画像は大きくなってから!」
「スカートめくりはいけません!」「出かける前にはトイレに行っておく!」
これら困難な事項について子供達を説得しなければならないのです。
「お巡りさんに捕まっちゃうから駄目!」「先生に叱られるでしょ!」
いくらこの様に教えたとしても『倫理観』や『規範意識』は育ちません。
これらは理屈ではなく熱意で伝えるしか無いのだと思います。
そしてそれが出来るのは親をおいて他にありません。
(勿論『親代わり』の人物も含みます)
面倒だからと子供と向かい合う事をせず「法律で禁止しろ!」
この様な親に子供たちは愛情を感じるでしょうか。
あなた方は子供から逃げていませんか?
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