東京新聞 2008年6月8日 【私説・論説室から】野党になったらどうする
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2008060802000113.html
(確か朝日新聞もこの様な社説を書いていた様な。。。(**1))
「自民党の有力議員が中心になって衆参両院を一緒にして「国民議会」という
一院制創設のための議員連盟を発足させた。」と言う事だ。
> 今の二院制は時に時代の風潮に流されやすいわれわれには、
> 間違いをより少なくできる仕組みだ。
この主張の様に『直近の民意』のみで政策がころころ変わらない為に
現在は『二院制』と言う制度を採っている。
このため『直近の民意』なる言葉で衆議院の解散を求める民主党や
各新聞社の主張こそ憲法の精神(二院制)を貶めるものだ。
衆議院を優越とした現在の『二院制』と言う制度には民意の取り上げ方も規定している。
所謂『三分の二規定』こそが憲法で規定した「民意の取り上げ方」に他ならないのだ。
新聞社や民主党の主張する『直近の民意』なるものは言い掛かりでしかない。
憲法を尊重するなら新聞社は「民意を反映しろ!」ではなく
「民主党の政策の方が国民の為になる!」と主張しなければならない。
なぜこうしないのかと言えば、マスコミは政権闘争にしか興味が無いからだ。
彼らの目的は直近の民意を政策に反映する事などではなく、衆議院選挙にある。
直近の民意を反映させなければならないなら、一院制にするしかない。
> それに一院制提案には与党ぼけもみえる。もし自民党が野党になったらどうする。
> 政治は時の政権の意のままに動き、自民党の政策・主張はほとんど無視される。
これこそ新聞社や民主党が主張する『直近の民意』を反映した政治ではないか。
自分の政党が有利になる様に政治制度を変更しようとするなど、独裁者のする事だ。
「正しい政治制度の為なら自分の不利益も厭わない」
これこそ天下国家を見据えた行動であろう。
> どうも自民党は逆転国会にあたふたして、天下国家が見えなくなったようだ。
> ご都合主義の標本のような話である。
小林氏の中では「自分の(支持する)政党を権力につける」これこそが
「天下国家」的な視座なのだろう。頭が政権闘争に支配されているから、
自分の政党が困る様な制度を決める事を「天下国家が見えなくなった」と考えるのだ。
小林一博氏こそ「ご都合主義の標本」である。
***
私も小林氏同様『直近の民意』でころころ政治が変わる「国民議会」よりも、
現行の二院制の方が適切であると考える。
だとするなら政策変更は『直近の民意』ではなく国会の議論で行わなければならない。
野党である民主党が『直近の民意』を主張する事は止むを得ない事かもしれないが、
マスコミが『直近の民意』を基に解散を迫るのは
憲法の理念を無視した政治的中立性を欠いた主張であると言わざるを得ない。
言論機関なら「(国民の支持した)民主党の主張は素晴らしい」こう主張すべきだ。
『直近の民意』を論拠に解散を迫るのは間違えている。
===
**1(追記)朝日新聞の社説ありました。
> 「臨機応変、的確、迅速」のために、首相にぜひお願いしたいことがある。
> 早く衆院を解散し、最新の民意のもとで、ルールをつくることだ。
> それが一番の近道と思うのだが、議連の皆さん、どうだろう。
(2008年05月18日(日曜日)付 社説『一院制議連―参院が邪魔なんですね』)
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